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ノースランドを楽しみ尽くそう!絶景とアクティビティに溢れた旅

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太平洋、日本海など日本を囲む海にはそれぞれ名前がついていますが、それぞれの海の境界線のことを考えたことがありますか。目に見えるものではありませんが、一応それぞれに境目は定義されているようです。しかし、ニュージーランドの最北端に海の境目を目で見ることができる場所があるのです。今日はそんな不思議な絶景と周辺で楽しめるアクティビティを紹介します。

ニュージーランドの北島、オークランドよりも北の部分をノースランドと呼びます。その最北端にあるのがケープレインガと呼ばれる岬。海を見下ろせる高台に灯台が建っています。この場所は、古くよりニュージーランドの先住民であるマオリ族に神聖な場所とされてきました。レインガとはマオリ語で飛び立つ場所という意味を持ち、この場所から死者の魂が旅立つとされています。

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高台には緑が広がり、ぽつんと建っている小さな灯台はまるで絵本の中に出てきそうな雰囲気。ここケープレインガの先に見えるのが、海の境界線です。オーストラリア南東部とニュージーランドに挟まれた海はタスマン海と呼ばれ、ケープレインガはこのタスマン海と太平洋の境目になるのです。岬の先端には「meeting point」と、境界線を示すサインが建っています。そこから見える海には、確かに境界線が浮かび上がっていました。白い波が海に引く境界線。これは、潮の流れが違う二つの海がぶつかり合うことで出来る境界線です。水流がぶつかり合うという点では、日本の鳴門海峡を思わせる迫力。広い海の真ん中に立ち上がる白波の向こうには水平線が真っ青な空との境目をくっきりと見せています。さらに、ケープレインガから見る夕日もおすすめ。昼間は観光客が多い時間帯もありますが、夕暮れ時になると人もほとんどいなくなります。タスマン海に沈んでいく夕日を静かに眺めていると、なんだかたそがれてしまいそうです。
ちなみに、ケープレインガにはニュージーランド最北端の郵便ポストがあります。ここからハガキを出せば、最北端のスタンプを押してくれるそうなので、行く機会があれば是非出してみてくださいね。

ケープレインガまで行ったら、そのついでに見ておきたいのが90マイルビーチ。浅瀬が続く広いビーチは、アヒパラからスコット・ポイントまでその名のとおり延々と続きます。四輪駆動車なら車の走行も可能。ツアーで参加する場合は、専用のバスがビーチの波打ち際を走るので観光客にも大人気です。ビーチを走るすがすがしさだけでなく、ビーチそのものもきれいで、ニュージーランドならではの深い青色をした美しい海が目の前に広大に広がっています。筆者はレンタカーで行ったのですが、残念ながら普通車のレンタカーでは90マイルビーチを走ることはできませんでした。万が一土にタイヤを取られてしまったら動けなくなってしまうので、四輪駆動車以外で乗り入れないように注意してくださいね。

美しい景色だけでなく、アクティビティも楽しめるのがケープレインガへの旅をさらに良いものにしてくれるポイント。ケープレインガの手前には大きな砂丘が広がっていて、そこでサンドボーディングが楽しめるんです!サンドボーディングというのは、その名のとおり、砂の上を滑り降りる遊びで、ボディボードを使います。もちろん、砂丘の上までは自力で砂山を登っていくので体力は使いますが、急斜面を体ごと滑り降りるのはスリル満点の快感!スノーボードのようにボードの上に立って滑り降りる人や、うつぶせになって頭から滑り降りる人など、滑り方はあなた次第。ちょっと怖いなぁと思う人は、そりのようにして滑り降りるのもありです。童心に返ってはしゃいでしまいますね。砂丘の上まであがっていくと反対側は海が広がっているのが見え、砂漠のような景色と大海がひとつになった珍しい絶景を楽しむこともできます。

ただし、注意点がひとつ。滑り降りる際には砂が全身に降りかかってきます。一回滑り降りれば、服の中もポケットの中も砂だらけ。そして、ちょっと風が吹けば砂が肌に吹き付けられます。そこまでくると多少の砂は気にならなくなるのですが、筆者のデジカメは砂が入って完全に故障してしまいました。カメラなどの精密機器は水に弱いだけでなく、砂もだめなんです。広い砂丘で面白い写真をたくさん撮りたい!と思いますが、カメラの持ち込みには気をつけましょう。

さて、サンドボーディングをするためにはボードをレンタルしなければいけません。筆者が訪れた際には現地で15ドルで貸し出しをしていたのですが、砂丘到着手前にあったレンタルショップのほうが安いだろうと予想して先にボードをレンタルしていた筆者。支払った金額は、翌日返却で20ドルでした。現地のほうが安いということもあるようです。その時、筆者はTapotupotu Campsiteというニュージーランド最北端のキャンプ場でキャンプをしたのですが、ここはきれいなビーチ沿いにあるキャンプ場で、このビーチにとってもいい波がたくさん来るんです。翌日返却のボディボード、使わない手はないですよね。夏のノースランドにロードトリップを予定する人は、サンドボードとボディボードの一石二鳥のアクティビティ、是非試してみてください!

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