ヨーロッパで見つけたもう一人のサンタクロースに隠された秘密!聖ニコラとは?

Photo by Santa Claus Village by Timo Newton-Syms, on Flickr

世界中の子供達が大好きなサンタクロース。クリスマスの日にもらえるプレゼントを、心待ちにした頃がありましたよね。さて、北ヨーロッパの子供達にはこの心待ちな日が、12月になんと2回もあります。なぜなんでしょうか。秘密は、サンタクロースの歴史にありました。

ベルギーで出会った女の子に、こんな質問をされたことがあります。
「去年の聖ニコラの日、何をもらった?」
聖ニコラの日とは12月6日。筆者は、サンタクロースは聖ニコラスという実在の人がモデルになっていると聞いたことがあったので、クリスマス以外にサンタクロースの日があるのかと不思議に思いました。しかし、後々聞いてみると、サンタクロースの歴史はもっと複雑なものだったんです。

聖ニコラとは、今から1600年以上も昔、ローマカトリック教会で最も有名な聖人で、実在した人物のことです。彼には幼い子供達を救った数々の伝説が残されています。とりわけよく知られているのが、飢饉の年に肉屋に虐殺された3人の子供を生き返らせたという聖人伝説。聖ニコラの日、伝統的な行事では聖ニコラは従者を連れて街に来て、良い子供にはお菓子を、悪い子供にはムチを与えます。日本でいうなまはげのような存在ですね。でも、そんな伝統行事を行う街も今は減り、聖ニコラの日には子供達はお菓子などの小さなプレゼントをもらいます。赤い服を着てやってくる聖ニコラ=サンタクロースという間違った解釈が広まったようですね。

そしてサンタクロースの本当の始まりはアメリカの牧師レヴェレンド・ムーアが1821年に作った物語。ムーアが作った想像上の人物ペール・ノエルを、サンタクロースとしてコカコーラ社が商業用のキャラクターにしたため、世界に広まったんです。今も、冬になるとコカコーラにサンタクロースのイラストが載りますよね。サンタクロースを広めたのがコカコーラなんて、ちょっと驚きじゃありませんか?

靴下をぶらさげておく風習は、起源は聖ニコラの伝説のひとつ。貧しかった少女が身を売らなければ生活していけなくなったとき、煙突から聖ニコラが投げ入れた金貨が暖炉にあった靴下の中に入り、その金貨で身を売らなくて済んだという話から、サンタクロースは煙突からやってきて、靴下の中にプレゼントを入れるという話になったんです。トナカイのソリに乗ってやってくるというのは北欧の伝説の一つです。実在の人物聖ニコラ、伝説、想像上の人物ペール・ノエル、コカコーラ社が作り上げたサンタクロースが全て交じり合って、今、クリスマスにサンタクロースがプレゼントを届けにやってくるというストーリーが出来上がったんですね。

ちなみに、フィンランドのラップランドには幻想的なサンタクロース村というのがあります。サンタクロースと写真撮影ができたり、手紙を書けば返事がもらえるというメルヘンチックなサンタクロース村。なんと日本語を話せるサンタクロースもいます。あなたも小さい頃からの夢を叶えに行ってみませんか。

ふぅ

大学時代、将来の夢がなくても、英語が出来れば将来役に立つ!と言われた1ヶ月後、人生初海外のオーストラリアへ短期留学。自分がいた世界の小ささに気付き、そこから旅を始める。バックパッカーで旅をした総期間は3年。旅を通じて習得した英語を磨き、英語教授法TESOL習得後、英会話教師となる。旅中で出会ったフランス人と結婚し、現在1児の母。

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