高級レストランだけじゃない!手軽で豪快なフランスの家庭料理
フランス料理と聞くと、なんだか敷居の高い感じがしますよね。本場で食べれば、日本でレストランに行く感じなのか?というと、それがそうでもありません。シェフの作るフランス料理は本場でもやっぱり高いんです。じゃあ、フランス人は一体何を食べてるの?フランス人の家庭料理はフランス料理じゃないの?と思う人もいるかもしれません。今日は、実は誰でも簡単に作れちゃうフランスの家庭料理を紹介したいと思います。
まず色んな料理で重要な役目を果たすのがソース。なぜかというと、フランス人にとってソースはメインに味をつけるだけのものではないからです。一皿を食べ終わると、パンでお皿に残ったソースを全てさらってきれいにしてしまうため、ソースの味は最後まで生きてくるんですね。肉にもステーキにも合うオールマイティーなソースレシピがフランスにはたくさんあります。例えばブルーチーズを溶かしたチーズソースや、生クリームを使ったクリームソース。どれも基本はワインにブイヨンを溶かして、その中にチーズを溶かしたり生クリームを入れたりします。フランスのブイヨンは、日本にあるコンソメだけでなく、牛肉用・鶏肉用・魚用など細かく分かれているのが特徴。とても安いので、フランスに行ったらスーパーで買って試してみてください。
日本では丸ごとチキンを見ることってあまりないですが、海外では結構どこでも目にします。フランスでも鶏の丸焼きはディナーの定番。プレ・ロティと呼ばれます。オーブンで焼いた鶏を一日目はそのまま、二日目は残りをスープにして骨の髄まで楽しめば、丸一匹のチキンがかなり安く食べられます。焼く前にお腹の中にハーブを詰めて香りをつけたり、鶏肉から出た油を使ってソースを作ってかけたりと、シンプルな丸焼きにも食べ方にバリエーションがあって飽きません。
フランスでご飯の代わりになっているのは何でしょうか。パンと思われがちですが、実はパン以上にジャガイモが主食となっています。日本人も大好きなフライドポテトもフランスでは主食。マッシュポテトやローストポテトはもちろん、ミートソースとジャガイモのピュレを重ねて焼くアッシ・パルモンティエなど、ジャガイモがそのままメインディッシュになってしまうものもあります。ジャガイモなしにフランスの家庭料理は成り立ちません。アツアツほくほくのポテトの上にとろ~りとかかったチーズをかけて食べるのも定番。赤ワインとの相性は最高ですよ!
こう見ると、フランスの家庭料理って全然敷居が高くないですよね。繊細なイメージとは程遠く、むしろ豪快な料理が多いです。機会があれば、是非一度ご賞味あれ!
大学時代、将来の夢がなくても、英語が出来れば将来役に立つ!と言われた1ヶ月後、人生初海外のオーストラリアへ短期留学。自分がいた世界の小ささに気付き、そこから旅を始める。バックパッカーで旅をした総期間は3年。旅を通じて習得した英語を磨き、英語教授法TESOL習得後、英会話教師となる。旅中で出会ったフランス人と結婚し、現在1児の母。