二大食文化の融合体!食通を呻らせるベトナムローカルグルメ
中国に長い間統治され、その後フランスに植民地化されたベトナム。それぞれの支配下にある間、ベトナムは様々な文化の影響を受けたといいます。食文化ももちろんその一つ!世界的に有名な中華料理とフランス料理の文化を取り入れたベトナム料理、美味しくないわけがありません。今日はヘルシー思考の人にもオススメな定番ベトナムグルメと、筆者がベトナムで出会った「ん!?」というローカルグルメを紹介します。
まず、名前もよく知られているベトナムの代表メニューがフォー。弾力いっぱいの米麺です。食感は冷麵みたいな感じですが、春雨のように喉越しが良く、さっぱりとしたスープがよく絡みます。ベトナムでは朝食に食べられることが多い、一日のエネルギー補充のための食事!かなりクセのある香草をたっぷり入れて食べるのがベトナム流ですが、香草が苦手な人は抜いて食べてみてくださいね。
そしてこれも定番、春巻き。春巻きは、筆者がベトナムに行って絶対食べようと決めていたグルメの一つです。単純に生春巻きと揚げ春巻きがあるだけでなく、その種類も豊富。中身も海鮮、肉、野菜のみのものまで様々!ドアもないとってもオープンな街の小さな食堂から、高級レストランに至るまでどこでも春巻きが食べられます。筆者の一番のオススメは甘いソースと生春巻き!さっぱりしているので何本でもいけそうです。ローカルの人たちは、春巻きをつまみに昼間からビールを飲んだりしていましたが、本当に小腹がすいたときにぶらっと寄って食べられる小皿料理が多いのもベトナムのいいところです。
街のいたるところにあるのがカフェ。ザ・アジアなベトナムにカフェ?と思うかもしれませんが、ベトナムコーヒーは世界的にも有名。コーヒーも、フランスの植民地時代に入ってきた文化の一つです。ベトナムコーヒーの特徴は、なんといっても練乳入りというところ!濃くて苦味のあるコーヒーにこの甘さが加わってちょうど良い甘さになります。ベトナムならではということもあり、観光客にはとても人気があります。コーヒーだけに留まらず、ベトナムの飲み物は何かと全て甘い。筆者が驚いたのは緑茶です。日本のお茶のペットボトルと見た目はかなり類似しているのに、飲んだ途端、予想外の甘さに思わずお茶を噴出してしまいました。ベトナムではお茶にもたっぷりと砂糖を入れるのが常識だそうです。
そして筆者が驚いたのがムツゴロウ料理。飛びハゼの一種で川で取れるそうです。日本でも割烹料理などで使われているようですし、ゲテモノ料理…とまではいかないかもしれませんが、普段食べなれていないので、そのまんまのムツゴロウがご飯の上に乗って出てきたときにはびっくりです。ですが、淡白な味で美味しくぺロリと間食。地元の人が「ランチはこれに限る」と言っていたオススメ料理です。見かけたら、是非試してみてくださいね。
レストランでの食事は基本的にどれもとっても美味しいベトナムでしたが、筆者が当たり外れが多いと感じた定番料理が一つあります。それはバインミーと呼ばれるベトナム式サンドイッチ!屋台によるのですが、見た目はまるでフランスパンのようなパンが、外に山積みにされています。1つ10円くらいで、中にピクルスや野菜などを挟んでサンドイッチにしてくれるのですが…はずれのバインミーを食べてしまうと、パンをがまるで乾燥麩。一日中パンが外に積み上げられたままのように見えるパンでバインミーを作る屋台は外れの確率が高いかもしれません。食べる時には屋台のパンの置き方を見てくださいね。
ベトナム料理は種類が多彩で味も日本人好みのものが多いんですね。食通には是非訪れてほしい国です。
大学時代、将来の夢がなくても、英語が出来れば将来役に立つ!と言われた1ヶ月後、人生初海外のオーストラリアへ短期留学。自分がいた世界の小ささに気付き、そこから旅を始める。バックパッカーで旅をした総期間は3年。旅を通じて習得した英語を磨き、英語教授法TESOL習得後、英会話教師となる。旅中で出会ったフランス人と結婚し、現在1児の母。