麺やご飯だけじゃない!バンコクのストリートフードいろいろ
ある日私が日本人だと分かったタクシーの運転手さんが意気揚々と「日本語わかるよ!」と言うので「たとえばどんな言葉?」と聞いたところ、
「ミギ!」
「ヒダリ!」
「アジノモト!」
とのことでした(笑)
「味の素」はタイに進出して早50年以上。今やタイ人にとってはなくてはならない調味料です。タイではこの類のMSG(化学調味料)を避けて生活することが非常にむずかしいと言われています。もともとタイという国に「ナチュラルビューティ」なイメージを勝手に持っていた私にとっては衝撃の事実でした。
(バンコクの景色である路上屋台でももちろん使われています。化学調味料はタイ語で「ポンチュロ」。もし本気で化学調味料を避けたい場合は、「入れない」のタイ語「マイ(否定)サーイ(入れる)」に付けて「マイサーイポンチュロ」というと、入れないで作ってくれる屋台もあるそうです。)
ストリートフードといえば、そんな化学調味料頼りの食事系(麺、ご飯)から、果物、ジュース、お菓子、焼鳥のようなおつまみ系まで本当に多種多様!
そんな中「こんなのもあるんだ~」と私が意外に思った、且つ、よく利用するヘルシーなストリートフードを厳選してご紹介します。
★「カノム・トムカーウ」タイの伝統的なお菓子
黒っぽいものに白い糸のようなものがくっつけられている・・・なんとも奇妙な見た目ですが、これはタイで昔からある伝統的なお菓子。黒っぽいものはヤシ砂糖とココナッツを煮詰めたもので、それを上新粉で薄く包みココナッツの果肉をまぶしています。
ヤシ砂糖とココナッツを煮詰めてある中身は、ココナッツの香りと優しい甘さがくせになるうえ、上新粉がモチモチとしていてなんともホッとする味のお菓子です。私はローカルエリアのスーパーのOTOP(一村一品運動)お菓子売場で見かけますが、他の所では見つけたことがありません。これが見つけられたらラッキー。是非試してみてくださいね。35Bです。
★産地直送!新鮮野菜のたっぷりサラダ
レタス、人参、玉ねぎ、ゆで卵、トマト、とうもろこし等がたっぷり入っているコスパ最強35Bのサラダです。この中身はぎっしり詰まっていて、開封すると大きなボールにいっぱいになります。毎朝とれたての野菜を仕入れ店頭に並べている小さなお店で売っていました。
ボリュームとその新鮮さがウリ。とくに、トマトととうもろこしの甘さには驚きます。
屋台やフードコートの化学調味料にうんざりしていた私にとってオアシスとなった一品です。ドレッシングは日によって数種類から選べて1つ20B。
★食べるサプリメントデザート
銀杏、蓮の実、なつめ、ナタデココを甘く似たものをお好みでチョイスし、ジャリジャリの氷の上にトッピングして黒砂糖でいただく中国風のデザートです。25B。
こちらもストリートフードとしてはあまり見かけないので見つけたら是非試してみてくださいね。暑いタイで街歩きをしていると体力消耗も早いもの。そんなときに体にしみわたる優しい甘さと冷たさがとっても心地よいデザートです。
以上、こんなものもあるんだ~と思ったストリートフード厳選3つをご紹介しました。見た目を裏切る美味しさのものに出会えることが多々あるバンコクのストリートフードは、まだまだ奥が深いですね。旅行でタイにいらっしゃった際には、是非いろいろなものに挑戦して新しい味を発掘してみてほしいと思います。
Miely(ミーリー)/元国際線CAライフコーチ
“ポジティブ心理学”で「あなたのままですんなりと夢を叶えていく」メソッドをNYマンハッタンから発信中!元外資系航空会社 客室乗務員。
現役CA時代の記事はこちら
ブログ・Facebook毎日更新中!
ブログ「元CAニューヨーカーの夢を叶えるときめき心理学」
Facebook「嶋倉りえ」
Twitter「@miely_ny」
Instagram「@fab_bruna」