NOと言えない日本人に知ってほしい英語でNOと言うべきポイント

Photo by Girls interacting by Pedro Ribeiro Simões, on Flickr

これお願いできる?と言われたら、できませんとはなかなか言えないものですよね。断りたい時は色々と理由をつけてみたり、とりあえず返事を延期してみたり、遠まわしに断ろうと頑張ってみたり…。性格はもちろんですが、日本人の国民性がこうなんです。世界でも「NOと言えない日本人」とはよく言われたものです。
では、英語文化ではNOはNOとはっきりしているのでしょうか。今日は英語文化のYESとNOについてお話します。

YES(はい)とNO(いいえ)の返事に限らず、否定的な返事が下手なのが日本人。否定的な答えをすれば相手にネガティブな印象を与えてしまうかも…と思ってしまいますが、思ってもいないことを答えるほうが失礼になってしまうことも英語文化にはあります。かといって、相手の気持ちも考えずに思ったことをずばずば言うのとはわけが違うので、その文化に慣れ親しむまでは判断がとても難しいところですね。

この文化の違いをはっきりと感じた経験が筆者にはあります。それは、辛いものが苦手なカナダ人とトマトが嫌いなスイス人、そしてチーズが苦手だった筆者がパスタを作ろうとした時のこと。カナダ人とスイス人の友人がそれぞれ嫌いなものは知らされていませんでしたが、筆者がチーズが苦手なことは二人とも知っていました。

スーパーにパスタのソースを買いに行くと、そこにあったのはトマトソース、チーズソース、チリソースの3種類だったんです。カナダ人の友人は「私、辛いもの苦手だからチリソース以外ならいいわ」と言い、その直後にスイス人の友人は「トマト嫌いなの。だからトマトソースはやめて」と言いました。筆者は、じゃあ選択肢がないな、と思ったものの「チーズソースは食べられない」とは言いませんでした。二人が既に筆者のチーズ嫌いを知っていたからです。ところが、カナダ人の友人が「じゃあ、チーズソースね」と言い、スイス人の友人は「チーズソースでもいい?」と筆者に聞いてきました。どうしてそんなことを言うのだろう、と思い、少しショックでした。しかし、チーズソースでもいい?と聞かれた筆者は、NOとは言えずに、YESと答えました。

結局チーズパスタを作り、食べ始めましたが、筆者はやはり食が進みませんでした。ところが、ほとんど食べていないのを見て、友人二人が「どうして食べないの?やっぱりチーズは嫌だったんじゃないの?」と言ったのです。「わかっていたのなら、どうしてチーズソースを選んだの?」と言うと、「だって何も言わなかったじゃない」。彼女達は、筆者が食べたくないものを食べられると言ったことに逆にショックを受けていました。「チーズソースが嫌ってはっきり言ってくれていたら、パスタじゃなくて違うものを作っていたわ」。

このようなケースでは、相手への気遣いは全く不要だということです。チーズソースが嫌だと言っても、だれも傷つきませんよね。自分の意見をはっきりと言うべきだった代表的な例です。

英語と日本語の断り文句で比べてみましょう。日本語で「いいえ、結構です」というのは、英語では「No, thank you.」となります。このThank youが追加されるだけで、当たりが柔らかになるような気がしませんか?
ポイントは、NOということで相手を傷つけるかどうか。自分自身の意見を求められている場合は、否定的な意見でもしっかり伝えることが、相手を尊重することになるんですね。

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