バルセロナから電車で小旅行!~ダリのふるさとフィゲラス~
まだ寒さが少し残る3月、電車に乗ってひとり小旅行です。
バルセロナのPasseig de Gracia駅から電車に乗り込みます。
向かった場所はシュールレアリズムで有名なダリのふるさと、フィゲラス!!!
フィゲラスへ向かう電車はスペインの国鉄なだけあって乗り心地は良く、車窓からの景色は放牧された馬、黄や白の花畑、雪をかぶった山々、大きく広がるカタルーニャの緑の大地、小さな村や家や教会、お城なんかを見ることができ、片道1時間50分の道のりも楽しく過ごすことができます。
久しぶりのひとり旅という喜びと、電車の乗車客が少なく静かに田舎の景色を楽しめたおかげで、旅の出だしはいい感じです!
さてフィゲラス駅についてお出迎えしてくれるのがこちらの噴水!
なんのお魚かわからないけれどこの不細工加減がいい!
「ははは!」と思わず近寄ってしまいます。
噴水を見たらダリ美術館まで案内してくれる看板に従って歩きます。
町は日曜日ということもあってとても静か。
今度はランブラ広場の入り口でダリがお出迎えです!
言われなきゃ気付かないで素通りしてしまいそう。。。
この髭こそがダリのトレードマーク。
髭の先っぽがピュンっ!上に向かってはねています。
人と違ったことをして自己アピール。
こちらは少し歳をとったダリのよう。
オールバックの優しそうなおじさんに見えます。
さてダリと挨拶をしたらどんどん進んでいきましょう!
ランブラ広場を歩いていると左側にホテルが見えてきます。
ホテルの名前は
HOTEL DURAN
住所 C/Lasauca,5 Figueres
TEL +34 972 501 250
http://www.hotelduran.com/
こちらにはダリと奥さんのガラがよく通っていたというレストランがあります。
ダリとガラがどんなレストランでどんなお料理を食べていたのか、せっかくなのでダリ美術館に挑む前に腹ごしらえしていきましょう!
ランチは20ユーロでとても美味しいカタルーニャ料理を食べることができます。
貴族にでもなったかのような雰囲気のレストランで美味しいお料理とカヴァで乾杯!
ダリとガラが過ごした同じ空間で贅沢な気分になり旅はかなり順調です!
レストランから5分ほど歩くと見えてきました。
屋根に卵、壁にパン。
糸杉がヘンテコな美術館の形をととのえてくれているかのよう植えられています。
「曲線と直線のバランスがいい感じに取れてるじゃん!?」
って
知ったかのようなことを思ってみたり。。。
外観だけでもかなりのインパクト!!
美術館に入る前から楽しませてくれると同時に「これは一体なんなんだ?」と頭を悩ませてきます。
美術館の入り口の方には町の教会も建っています。
またその隣には積み重ねられたタイヤの上に乗せられた誰かさんの石像。
すでにこの時点からダリという男性、怪しいです(笑)。
おでこにテレビ、目玉に人形の頭、そして卵。
美術館にはオーディオガイドがないので、自由に想像し、頭を悩ますことができます!
こちらはダリのお墓。
美術館の中にあります。
彼には生まれる前に22ヶ月で亡くなったお兄さんがいたそうで、生まれてきたダリが瓜二つだったことからお兄さんと同じ名前をつけらたそうです。
5歳の時にお兄さんの墓石の前に連れて行かれたダリは、自分の名前が彫られた墓石を見てかなりのショックを受けたそうです。
その時からダリの自己アピールが始まったのではないかと想像しながら作品を見ていきます。
ダリのガラへの愛。ダリの偏執狂的な趣味。ダリの性生活。ガラという女性。
たくさんの逸話を知れば知るほどあのハンサムなダリの謎が解けていき、さらに一歩踏み込んだ作品の見方ができます。
ダリの美術館を訪れる前にちょっぴりダリについて調べて行かれることをお勧めします!
ダリ美術館で不思議な世界を体験し、来た道を戻りバルセロナへ。
帰りの車窓からは綺麗な夕陽が大きな空をオレンジ色に染め、小旅行の終わりを感じさせ、またひとり小旅行に行こうと思わせてくれました。
ところで昔からあるチュッパチャップスのデザインがダリのものだったことは知っていましたか?
はじめまして。愛知県の味噌の町からはるばる、情熱の国スペイン・バルセロナへ、スペイン人の相方と笑いと愛とユーモアたっぷりの人生を楽しむために移住しました。只今、そちらに専念中のakubiです。そして今スペイン・日本をもっともっとたくさんの方々に知ってもらうことに全力で挑戦中です。
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