LIFE

04. アメリカ人夫のお弁当事情とは?

陳 佳奈

皆さまこんにちは。すっかり寒くなったNYからお届けしています。10月末のハロウィン、11月末のサンクスギビングデー(感謝祭)を終え、街中も各家庭の飾り付けもクリスマス一色です。

さて、今回は私が毎日作っている夫のお弁当を紹介したいと思います。
…といってもかなり簡単なもので、本当は写真を載せて紹介するほど素晴らしいものではないので、期待しないでください。笑

夫がランチに求めていた条件は以下の通り。
1. 忙しい職場なので、手早く食べられること
2. 脂っぽくなく、軽いもの
3. 出来ればグルテンフリー

となると、おにぎりが良さそうですよね。ただ、おにぎりだと具があまり入れられず、炭水化物ばかりになってしまいます。

そこで思い出したのが「おにぎらず」!
寿司海苔の上にご飯を平らに敷き、上に具を載せ、海苔を四方からパタンパタンと折って閉じて完成させるもの。それを半分に切ってお弁当箱に入れるとこんな感じになります。

スモークサーモンとアボカドの「おにぎらず」

スモークサーモンとアボカドの「おにぎらず」

サーモンとアボカドが具の場合はご飯にすし酢を混ぜてお寿司風にしたりもします。日本ではあまりしない組み合わせかもしれませんが、簡単に出来る上さわやかな風味で美味しいですよ♪

ご飯は玄米:白米=3:1くらいの組み合わせで炊いています。白米を混ぜることで米粒同士がよくくっつき、ポロポロこぼれにくくなります。

これはハム、卵、アボカドのおにぎらず。マスタードとごま塩で味付けしています。
中身が増えるとどんどんまぁるくなっていきます。

おにぎらずというよりは和製のラップロールのよう?

おにぎらずというよりは和製のラップロールのよう?

しばらくはおにぎらずをランチにしていたのですが、ある時実は夫は海苔があまり好きではなかったということが発覚。そんなわけで今は海苔を半分にしてパタンとたたむ、「おたたみ」(命名by私)になりました。

まずはハーフサイズにカットした寿司海苔の上に薄くご飯を広げ、具を載せます。
上手くたためるように真ん中にスペースをあけ、ご飯同士がくっついて上手く閉じられるように両端も少しあけておくのがポイント。

手前部分のスペースは“のりしろ”のようなイメージです。

手前部分のスペースは“のりしろ”のようなイメージです。

そして奥からパタンとたたんで閉じれば、完成!

具がはみ出してしまった!

具がはみ出してしまった!

具を入れすぎると上のように不格好になりますが…ほどほどにしておけばこのようになります。

食べやすいサイズの「おたたみ」。

食べやすいサイズの「おたたみ」。

具はハムとスモークサーモン、それぞれにアボカドを加えるのが基本。火を使わず簡単で、夫も好きということでそうなりました。中身はあくまで洋風ですね。
グルテンフリーブレッドでサンドイッチも作りますが、具は大体同じです。たまにベーコンや卵が入る程度かな。

サンドイッチ作りはこんな手順です。

まずはパンにマスタードとケチャップを塗って味付け。(気持ち多めに塗らないと食べた時に味が薄く感じます。)

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メインのハムとスモークサーモンをのせて…

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アボカドをのせてコショウをふって…

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味の変化をつけるためにケイパーを刻んでのせて…

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もう片方のパンにもマスタードを塗って閉じ、半分に切って…

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アルミホイルで包んで、ハムとサーモンを区別するイラストを添えれば完成!

「Love♡」を添えるのを忘れずに♡

「Love♡」を添えるのを忘れずに♡

これをみかんとともに容器に入れると、こんな感じになります。

ブタさんがごあいさつ。

ブタさんがごあいさつ。

ちなみに、ハムを先に食べたいとのことで、ハムを上にして入れるのがお約束。
仕事の休憩中に見てフッと気が抜けるような、つい笑顔がこぼれるような絵を心がけています。…と立派なことを言ってみたところで、ゆるい感じの絵しか描けないのですが。

以前はいわゆる格言・名言を探して書いていたこともあったのですが、毎日となるとネタがつきてきて今はただのゆるキャラに。笑 2つのサンドイッチでストーリーを展開することもありますよ。

野菜がある時は、サンドイッチの上にトレイを重ねて野菜も入れたりします。

ブロッコリーとプチトマトが夫の好物です。

ブロッコリーとプチトマトが夫の好物です。

このランチボックスは本来サラダを入れるためのもの。下にレタス類、上のトレイにトッピングを入れて使います。真ん中はドレッシング容器がはまる部分ですが、こんな風に使うことも出来て便利♪

こんな簡単なお弁当ですが、ランチを買いに行く時間がないほど忙しい日もあるようで、結構役立っているみたい。同僚とどこかでランチを食べた場合は、そのまま持って帰ってきて冷蔵庫にいれ、翌朝の朝食として食べることも。

日本のお弁当作りに比べるとだいぶラクなのではないでしょうか。とはいえ毎日となるとそれなりに大変だと感じますが、喜んでくれるので作る気になります♪
この先も時々進化させつつ、続けていきたいと思います。さて、いつまで続くかな…?

次回はアメリカ人夫が「ソウルフード」に認定した意外なメニューを紹介します!

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