魅惑いっぱいのアムステルダムで食べたい伝統料理と定番グルメ
自由の国と聞くと、どこを思い浮かべますか?ほとんどの人がアメリカを想像するのではと思います。しかし、ヨーロッパに世界を代表する「自由の国」があるんです。それはオランダ。なぜオランダが自由の国と言われるかというと、麻薬と売春が早くより法律で認められてきたから。普通の市場でドラッグ用の吸引機が売られていたり、美しい公園に集まるグループからは大麻の臭いが漂ってきたり。アムステルダムのレッド地区と言われる売春婦エリアではまるでマネキンのようにショーウィンドウに下着姿で並ぶ売春婦達を見ることができます。今日はそんな自由の国、オランダのアムステルダムで食べたいグルメを紹介します。
オランダ料理を語るのに欠かせないのがニシン。調理されたものだけでなく、オランダ人は生のニシンも食べちゃいます!生ニシンはハーリングと呼ばれ、屋台では新鮮なニシンを挟んだサンドイッチも見られます。ニシンの旬は5月から6月にかけて。塩漬けや酢漬けされた生ニシンにピクルスやタマネギをのせて食べたり、もちろんグリルしたニシンにソースをかけて食べたりもします。オランダに行ったらニシン料理は欠かせません!
アムステルダムでは町中に多くのコーヒーショップを見かけます。コーヒーショップといっても、売られているもののメインは薬物。さすが、ここがオランダです。購入して試すことはできますが、持って国境は越えられないので十分に注意してくださいね。さて、薬ではなく本当にコーヒーが飲みたい人は、コーヒー・フェルケードを試してください。日本語に訳すと「間違ったコーヒー」という名前ですが、至って普通のカフェオレ。ミルクがたっぷりのまろやかな味です。
筆者のオススメはクロケット。いわゆるクリームコロッケです。甘いホワイトソースと挽肉がいっぱい詰まった俵型のクロケットは、レストランで頼むと単品ではもちろん、魚などに添えられて出てきたりもします。驚くのは街中にクロケットの自動販売機があること!中で保温されているので、買うと暖かいクロケットを手軽に食べることができます。でもやっぱり屋台などで本当の揚げたてを食べるのが一番オススメ。こんがり揚がった衣からとろーりアツアツのクリームが出てきて、食欲がそそられます。
冬のオランダで試したいのはエルテンスープ。家庭料理としても定番メニューのスープで、青豆を時間をかけて十分に煮込んだものに、ジャガイモやタマネギ、ソーセージなどが入った栄養もボリュームも満点の一品。寒い冬に体をほっこり温めてくれます。その他にはヒュッツポットと呼ばれる牛肉煮込みやボーレンコールと呼ばれるソーセージに野菜が添えられたものなどがありますが、オランダの家庭料理はジャガイモが使われているものが多く、どれもお腹にしっかり収まります。日本ではジャガイモは野菜の一つですが、オランダでは主食がジャガイモなんですね。
日本人がアムステルダムに行くと、自由を通り越して危険な香りを感じてちょっとどきどきしてしまいます。そんな魅惑のアムステルダム、美味しいグルメと一緒に楽しんでみてくださいね。
大学時代、将来の夢がなくても、英語が出来れば将来役に立つ!と言われた1ヶ月後、人生初海外のオーストラリアへ短期留学。自分がいた世界の小ささに気付き、そこから旅を始める。バックパッカーで旅をした総期間は3年。旅を通じて習得した英語を磨き、英語教授法TESOL習得後、英会話教師となる。旅中で出会ったフランス人と結婚し、現在1児の母。