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見えたらラッキー!飛行機から見えるヨーロッパの思わぬ絶景

ふぅ

ANAやJALの国内線に乗っていると、「左手に富士山が見えます」というアナウンスが入ることがあります。旅行移動中の飛行機の窓から、地上からでは見えない絶景が見えると、なんだか得した気分になりますよね。今日は飛行機から見えるヨーロッパの絶景を紹介します。

まずは北欧。ノルウェーやフィンランド北部では冬になるとオーロラ観測が出来ます。現地に行っても天候の運がなければなかなか出会えない美しいオーロラ。でも、そんなオーロラがもしかしたら飛行機の窓から見えるかもしれないのです!
筆者が乗ったのはノルウェーのオスロからトロムソーへ向かう国内線でした。冬はどこも一面の銀世界になるノルウェーでは、日本では飛行機が飛ばないような大雪でも飛行機が飛んでいます。そんな中ですから、オーロラはほとんど期待できませんでした。もちろん、飛ぶ時間も大切です。ノルウェーの冬は日照時間がかなり短いので、暗い時間帯に到着する可能性も比較的高いですが、暗くなければオーロラが出ていても見ることはできません。窓に張り付いて、暗闇の空を見ていると、合間にゆらりと緑の光が!実際にオーロラ観測をする場合は極寒の中での観測になりますから、快適な空の旅でオーロラを見るのは本当に特別ですよね。
緯度の高い場所を飛ぶ飛行機では冬にオーロラが見えることは珍しくないようです。うっかり真横の絶景を見逃さないように、北欧で飛行機に乗る機会があったら是非チェックしてみてくださいね。

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筆者が最も感動した機内からの絶景はスイス航空の飛行機から見たスイスアルプスです。この時の機長アナウンスはとてもサービス精神に溢れていました。乗客にスイスアルプスの絶景を楽しんでもらうために、出発前に低空飛行の許可を取って離陸したというのです。そのため、普通の飛行機が飛ぶ高度からは見ることができない、まるで遊覧飛行のヘリコプターから見るような景色が飛行機から見ることができました。
「今から真上を通過していきます」という機長の言葉と共に、飛行機は高度を下げ始め、どんどんとアルプスが近づいてきます。最初は雲海をつきぬけるアルプス高山の山頂が遠くに見えていた程度だったのが、斜面の万年雪がはっきりと肉眼で確認できる近さまで降りていきました。山腹にある深いコバルトブルーの湖までが見て取れます。乗客はみんな窓に張り付くようにして外を見ていました。スイス航空でも珍しいサービスだったのかどうかはわかりませんが、こんなサービスがあると嬉しいですよね。

ちなみに日本人の観光客が最も多い海外観光地の一つであるハワイ行きの便では、天気の良い日には美しい珊瑚礁が見下ろせる機内アナウンスが入ります。上空から見る美しい珊瑚礁は特等席で見る絶景。そんな機会に出会えたら旅がさらに特別なものになりそうです。

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