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一生に一度は見ておきたい!自然大国ニュージーランドの三大絶景

ふぅ

日本からはるか南、南極手前に浮かぶ島国ニュージーランド。自然大国のこの国は、数え切れないほどの絶景を持っています。今日は中でも有名な、一生に一度は見ておきたいニュージーランドの三大絶景を紹介します。

まずは世界初の星空世界遺産を目指すテカポ。テカポの町は小さく、そこにある湖が絶景星空スポットです。星空がメインですが、昼のテカポ湖はまた別の美しさを持っています。澄んだ湖に万年雪を称える山々が映りこみ、まるで鏡のよう。そんな湖面を眺めながら岸に座っていると、何時間でもそのまま瞑想にふけってしまいそうになります。そして夜になると、夜空を埋め尽くさんばかりの星たちが降り注ぐように輝き始めます。テカポの良いところは、その晴天率!せっかく行ったのに見れなかった…という残念な可能性が少ないのも観光に打ってつけのポイントです。

筆者は日本の田舎や山奥で、思わず声をあげたほど美しい星空を見たことがありますが、テカポの星空は比べ物になりません。地球から見える星がこんなにあったのかと、その数に驚かされました。そして、その大量の星が澄んだテカポ湖に映りこむと、もう天地がわからないような錯覚に陥り、自分が立っているのが不思議なようにも感じます。テカポに住む人々が、この星空のために家の明かりを抑えているほど、守られている星空。遠くても、見に行く価値が十分にあります。

本物の星空とはまた違う絶景が見れるのは北島のワイトモケーブ。ここではグロウワームと呼ばれる蠅の幼虫が放つ青白い光が真っ暗な洞窟内を埋め尽くす光景を見ることができます。水が流れる洞窟の中をボートに乗って進んでいくと、そこには天井一面に広がる優しい青い光。ジブリの「天空の空ラピュタ」に出てくる飛行石のシーンを彷彿とさせる絶景です。滴る水の音が響くほど静かな洞窟の中で見る光の群生は、一度見ると忘れられません。グロウワームだけを近くで見てみると、この虫が!?と、ちょっと幻滅してしまいそうですが、真っ暗な洞窟では光しか見えませんので、青の星々を楽しみましょう。

そして、ニュージーランドの絶景を語る上で欠かせないのは、世界遺産フィヨルドランド国立公園内のミルフォード・サウンド。世界で一番美しい散歩道と称されるミルフォード・トラックは1年先まで予約が埋まっているほど、世界中のトレッカーの憧れでもあります。まるで大きな川の両岸にいくつもの山が立っているようにも見える、自然が織り成す絶景。氷河によって断崖絶壁になるまで削り取られた山々の間を流れるのは、淡水と海水が層になった特別な川。フィヨルド地形です。広がる原生林では流れ落ちる滝が激しい音を立てて流れ落ち、海にはオットセイやイルカ、ペンギンなどの野生動物を見つけることができます。壮大なフィヨルドの絶景を目の前にすれば、人間がどれだけ小さい生き物かを思い知らされます。

普段の生活で「地球」について考えることはそうないかもしれません。ニュージーランドの大自然は、この地球の素晴らしさを思い起こさせてくれます。日本ではまず見ることのできない壮大な自然美を見に、この自然大国を訪れてみませんか。

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