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スーパーで買える!タイのストレートオレンジジュース6種飲み比べ

Miely

バンコク市内のスーパーで売られている100%果汁ジュースシリーズ「Tipco」には、りんごやぶどう等の定番モノからキウイ、ザクロ、ブロッコリー(!)といった日本では見られない味までたくさんのバリエーションがあります。
驚くべきはその製法。これ、日本で見られる同様の製品では常識の「濃縮還元」ではなく、果実を絞ったそのままの「ストレート」なんです。さらに「着色料、香料、保存料、砂糖不使用」。これでお値段の相場が60B(200円程度)なんだからさすが南国です。ストレートなのでオレンジのつぶつぶパルプ入りで飲みごたえバッチリ。

このTipco社から出ているオレンジジュースは、品種違いでなんと6種類もあるのです!今回は、その全てを飲み比べして酸味・甘み・苦味の指標で評価してみました。

飲み比べた6種類はこちら。
・SHOGUN
・SAI NAM PHUENG
・MEDLEY
・MANDALINE
・TANGERINE
・SI THONG

【SHOGUN】

=日本語の「将軍」の文字通りオレンジの頂点に立つという意味をもつ品種。スーパーの果物売り場でも1kgあたり90B(1個あたり30円ほど)で売られている、皮が真緑のオレンジです。その大きさや見た目からは想像できない果肉の甘みから、オレンジというよりもみかんといったほうが日本人には伝わりやすいかもしれません。

TipcoのSHOGUNは、他のオレンジシリーズよりもパルプが多く入っている印象です。
酸味がしっかりとありますが、最後に残るのは甘み。王道のオレンジジュースといえます。

酸味★★★★
甘み★★★
苦味★★

【SAI NAM PHUENG】

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ナムプンとはタイ語で「はちみつ」の意。その名の通り甘い香りが特徴の品種です。
パルプは少なめです。
SHOGUNよりもオレンジ色が強いのですが、舌で感じる甘さはその色からは想像できないくらい控えめです。酸味も控えめなのでパンチはありませんが、その分飲みやすい仕上がりになっています。
後から出てくるMEDLEYにとても似ている味ですが、MEDLEYと違うのはその後味。最後に残るのは甘みよりも苦味が強いため、本格的な味の印象を受けます。
逆に香りを楽しみたい方はMEDLEYの方が好みでしょう。

酸味 ★★★
甘み ★★★
苦味 ★★★

【MEDLEY】

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口に含み喉を通したときの鼻から抜ける果物の芳しい香りがとても強いのがMEDLEYの特徴です。その香りを除けば、SAI NAM PHUENGと色も味もとてもよく似ています。

酸味 ★★★
甘み ★★★★
苦味 ★★

【MANDARIN】

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6種類の中でオレンジ色が一番濃いですが、色ほどは味が濃いわけではなく、わりとすっきりとしています。口に含んだ時一番最初に舌に苦味を感じます。優しい甘みが特徴です。酸味はほとんどありません。アロマオイルにもよく使用されるこちらの品種は鼻から抜ける香りも楽しむことができます。

酸味 ★★
甘み ★★★★
苦味 ★★★★

【TANGERINE】

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香りが他の5種類に比べてとても自然ですが、とろみと苦味が際立つTANGERINE。少しクセのある味がお好みの方がハマる味だと思います。MANDARINと同じ種類の品種ですが甘みも香りもMANDARINよりすっきりとしているのが特徴です。

酸味 ★★★
甘み ★★★
苦味 ★★★★★

【SI THONG】

とにかく甘い!最初に甘みを感じ、酸味がほとんどありません。懐かしいオレンジゼリーのような味で、これは砂糖が入っているのでは?と疑いたくなるほどの甘さなのですが、最後に残るほんのすこしの苦味が、やはり砂糖を加えたものには感じられないストレートの味わいを残します。(写真無しです。すみません。)最初の口当たりが良すぎて大人には物足りないかも。逆に、残る苦味はあるものの、お子様には飲みやすいかもしれません。

酸味 ★
甘み ★★★★★
苦味 ★

以上6種類を飲み比べてみました。同じ「オレンジ」でも様々な味わいがストレートで一度に楽しめるのはタイならでは。小さいパックでも売られていますので、是非飲み比べてあなたのお気に入りを見つけてくださいね。

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