Wi-Fiが使える+長居できる!居心地の良いバンコク市内カフェ3選
昨今、世界的なトレンドとも言えるミニマリズムの中で
実際にノマドワーカーとして、また、ミニマリストとして、
PC1つを通して仕事をし、生計を立てている人もいます。
ミニマリズム(Minimalism)
もともとは芸術・建築分野において60年代にアメリカで生まれた、
装飾を最小限におさえた手法のこと。
人生論に派生させ、あらゆる局面(モノ、考え方など)を
シンプルにすることで本当に大切なものに気付こうとする傾向、その理論のこと。
それによって生計を立てる、とまでいわずとも、
旅行者にとっても在住者にとっても今や無くてはならないインターネット環境。
私は、日本にいた頃から
通信環境やそれに準ずるデバイス事情まで
いちばん効率のよいものは何かと調べあげて
自分の生活に取り入れたい、自称通信オタクなんですが(笑)
バンコクベースの客室乗務員としてこちらに移住したばかりの頃は
バンコクのそれを把握するまでにかなり時間を要しました。
タイ語が読めないうえ、そういうキャリアの広告や説明書って、
こちらタイでは英語にすら翻訳されてないことが多いのです。
カフェ業界賑やかなバンコクには、
今や数えきれないほどのカフェがひしめいているものの、
・Wi-Fi使用が有料だったり、
・無料でも接続が悪かったり…
あるいは、ようやくWi-Fi環境が整っている場所を見つけたと思いきや
・店内の冷房が効きすぎていて作業できなかったり、
・毎度混みすぎていたり…
作業場として通うのをルーティン化するにはリスクが高すぎる場所が多く
なかなか「ちょうどいい」カフェってないものです。
今回はそんな私がトライ&エラーを繰り返し発掘した、
【無料のWi-Fi環境が整っている+居心地の良いカフェ】
を厳選3店ご紹介します!
※「Wi-Fi環境が整っている」
…パスワード有無、店員への聞きやすさ、通信速度、接続状況から評価
※「居心地の良さ」
…私が5回以上行った、生産的な作業が実際にはかどった、を基準とする
文末では、バンコクのネット通信事情もちょこっと解説しますので
ご参考にしてください。
◆Wonderwall The Kaffebar(ワンダーウォール ザ カフェバー)
こちらは、私がリアルに作業場として通っていたカフェ。
今は事情により伺っていませんが、
だからこそこうして皆さんにお伝えできます。
…というのは、
カフェとしても作業場としても最高の場所ながら席が20席ほどしかなく、
圧倒的に欧米人客が多いお店なので、
バンコク都心では珍しく「海外にいる」ことをしっかりと自覚できる場所。
近頃はどこに行っても日本語が聞こえてきて
なんだか作業に集中できない…ということもあったため、こういう場所は貴重でした。
自分が通っている頃は広めたくなかったのです(笑)。
(日本人向けフリーペーパー等で取り上げられてからは
日本人のお客さまも増えているようです)
★店内はウッド調のインテリアで落ち着いた雰囲気。
中央に置かれたカウンター式テーブルの真ん中には朝刊やインテリア系の雑誌が
手に取れるように積んであり、向かい合わせて相席してもあまり気になりません。
(まさに、作業してくださいと言っているような配置!)、
壁に添って並ぶソファテーブル席の他、テラス席もあります。
★このカフェのすごいところは、カフェでありがちな、
「明らかに集中できない席配置(トイレ横)(暗い)(人の動線沿い)」とか
「絶対あの場所ダントツに良い(日当たりちょうどでソファ席)(隅のソファ席)(死角)」
という席が無く、バランスの良い配置で、基本的にどこでも作業に集中できること。
どおりで、他のお客さんもPC作業をしていたり本を読んだり…と
主に1人時間を過ごされている方が多いわけです。
★テイクアウトしていくお客さんも多く、
ひっきりなしに響くコーヒーマシンの抽出音と相まって
ほどよく忙しいレジ奥の音が心地よいです。
★Wi-Fiのパスワードが欲しいと申し出ると
パスワードが書かれた小さな紙をスタッフがくれますよ。
回線スピードも申し分ありません。
朝早く、閉まるのも早いので、朝方の人には特におすすめ。
スクンビット・ソイ31の奥にあります。
Wonderwall The Kaffebar
【営業時間】年中無休 7:30~19:00
【住所】28 Sukhumvit 31 Bangkok
【アクセス】スクンビット通りエムクオーティエ側のSoi31に面するチェーンカフェAu Bon Pain(オーボンパン)を目印に、その通りをずっとまっすぐ。左手にセブンイレブンがある交差点を右折すると右手に見えます。お店はコンドミニアムの1階に入っているため少しわかりにくいですが通りからテラス席が見えるのでそれを目印に。
◆BLACK CANYON COFFEE(ブラックキャニオンコーヒー)
こちらはバンコク市内でたくさん見つけられるコーヒーチェーン。
★店員さんにWi-Fiパスワードを聞くと口頭で教えてくれます。
★このWi-Fiスピードが早くてとても安定している(ダントツ)のが良いところ。
★もうひとつおすすめな理由は、
フードメニューが充実していることです。
特に、他のメジャーなコーヒーチェーンには見られない
「タイ料理」のメニューが充実。
スパイシーなタイ料理とコーヒーが合うかどうかはさておき(笑)
「しっかりした食事もその後のお茶もできる、
しかも比較的どこにいても見つけやすい、ネット環境の整ったカフェ」
は使い勝手の良さ抜群ですよ。
◆Cafe Et Cetera(カフェ エトセトラ)
バンコク都心部からは少し離れていますが、
ぜひぜひおすすめしたいローカルエリアのカフェ。
スタンダードなカフェメニューしかないのですが、
その中にもToffee Nuts Latte(トフィーナッツラテ)
(ミルクシェイクに砕いたアーモンド、バター、はちみつをミックスしてある「食べ応えのある」ラテ。)
というちょっと変わったドリンクがあったり、
レジ前に手づくりの焼き菓子が日替わりで売っていたりと、
★細やかなセンスを漂わせる個人経営のカフェです。
★BOSEのスピーカーから流れる店内のBGMは
主にJAZZ(とくにMichael Bubleが多い)で、
店主(いつもだいたい居るおじさん)の音響へのこだわりも光ります。
★ローカルエリアなので観光客でごった返すこともなく、
かといって静かすぎず、
周りにオフィスがあると思われるビジネスマンたちや
馴染みのお客さんが1日を通してリズム良く訪れています。
★こちらも1店目に紹介したWonderwall同様、
そんなに席数があるわけではないのですが、
たくさん人がいても不思議と気にならない席配置。
大通りに面していて景色が絶え間なく動いているのもその理由の1つかもしれません。
★ドリンクメニューが平均70Bほどというリーズナブルさも
ローカルで個人経営だからこそ。
とはいっても味には遜色なく、やや濃い目のショットで
コーヒーがしっかり染みわたります。
★Wi-Fiのパスワードは口頭で教えてくれます。
Cafe Et Cetera
【営業時間】月~金 8:00~19:00 土 10:00~19:00 日曜定休
【住所】1677 Paholyothin Rd. Chatuchak
【アクセス】MRTパホンヨーティン駅4番「テスコロータス」出口を出て大通り(パホンヨーティン通り)を右にまっすぐ。右手にテスコロータスが見えたところにある歩道橋で反対側に渡り、更に通りを直進すると左手にあります。歩道橋を降りてからしばらく歩くとすぐに左手にはドレスショップや飲食店などのお店が並びます。このカフェはそのうちの1店舗。駅出口から徒歩15分程度。ちなみに、別記事「麺やご飯だけじゃない!バンコクのストリートフードいろいろ」で紹介しているサラダのお店はこのドレスショップのすぐ手前にあります!
以上、私が実際に作業して「よかった」と思う
Wi-Fi使用可の厳選カフェ3店を、満を持してご紹介しました!
◆おまけ・・・バンコクのネット通信事情
バンコクでは、スターバックスがWi-Fi有料制なのです。
それがキッカケで始まった私のWi-Fiカフェ探し放浪。
携帯業界の通信会社トップ3(Dtac、AIS、Truemove)
を巻き込む通信業界は3Gから4Gへの移行期。
さらに、日本では常識の“パケホーダイ”の概念が無いため、
コレ!と感じられるネット環境に落ち着くまで
通信「量」と通信「料」の微調整が各自必要とされる不安定な状況です。
具体的には、どこのキャリアも7GB or それ以上を料金体系のMAXとし、
200MBほどの使用量から段階的に料金パッケージが作られており、
月途中で上限に達した場合は速度が遅くなるか、
追加を○MB/○GB分購入していくというスタイルをとっています。
4G/LTEが解放され始めたり、各キャリアからはお得なキャンペーンが次々と打ち出され、
契約のタイミング次第ではパッケージそのものが半額になったりと、
日本の数年前に見られたような「状況がころころ変わっていく」
通信過渡期にあるバンコク。
そんな中、フリーWi-Fiを提供するカフェがたくさん見つけられる
というのは日本よりも進んでいる良いポイントなので賢く利用したいところです。
カフェの雰囲気やコーヒーの味を楽しみながら、
ご自分のお気に入りが見つかるといいですね。
Miely(ミーリー)/元国際線CAライフコーチ
“ポジティブ心理学”で「あなたのままですんなりと夢を叶えていく」メソッドをNYマンハッタンから発信中!元外資系航空会社 客室乗務員。
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