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ヨーロッパ大人気都市ローマ!歴史を感じる世界遺産と観光の注意点

ふぅ

世界で一番世界遺産が登録されている国はどこか知っていますか。それはイタリア。2015年の時点で51件が登録されています。中でも観光客に人気があるのはやはりローマ歴史地区。世界遺産登録の正式名称は「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」と言います。同じく世界遺産に登録されている「バチカン市国」とあわせて、イタリアを代表する世界遺産です。ローマは訪れる日本人観光客の数も他の都市と比べても多く、根強い人気がありますね。今日はそんなローマ歴史地区と、観光において注意したいことを紹介します。

コロッセオ

コロッセオ

歴史地区の中でも最も有名な建築物はやっぱりコロッセオ。今は、昔地下にあった部分がむき出しになっており闘技場となっていた広場は見えませんが、映画「グラディエーター」の舞台となったこともあって、内部に入るとまるで映画の世界が目の前に蘇ってくるようです。

また、フランスのパリを代表する建築物の一つである凱旋門のモデルにもなった「コンスタンティヌスの凱旋門」も見逃せません。高さは28メートル。パリの凱旋門のイメージが強いせいか、思ったよりもかなりコンパクトな印象を受けます。

フォロ・ロマーノ

フォロ・ロマーノ

古代ローマの中心部が残っている「フォロ・ロマーノ」は、これぞ遺跡という歴史の迫力を感じることができます。およそ3000㎡の巨大な遺跡内には数々の神殿や建築物の跡が残されています。下水道が整備されていた跡などもあり、2000年も前の都市とは思えないほどに発達していたことがわかります。ただし、こんなに広い割にトイレが少ないので、先にお手洗いを済ませてからの入場がオススメです!また、現地には案内看板などはほとんどなく、入ると何が何の遺構だかよくわかりません。フォロ・ロマーノに関しては地図やガイドブックを先に手に入れて入場すれば、より楽しむことができます。

世界遺産の歴史地区を見て周る場合は、12ユーロで購入できる共通入場券がオススメです。コロッセオとフォロ・ロマーノにパラティーノの丘がついてきます。どこでもチケットが購入できるので、入場が混雑するコロッセオを避けて購入するのが良いですね。

トレヴィの泉

トレヴィの泉

さて、世界遺産に登録されているエリアだけでなく、ローマにはパンテオン、スペイン広場、「ローマの休日」で有名な真実の口やトレヴィの泉など見所がたくさんあります。それぞれは比較的隣接しているため、散策を楽しみがてら徒歩での観光も十分可能です。

世界中から多くの観光客が訪れるローマですが、その分、観光客を狙う悪質な犯罪が多いのも事実。スリなどは誰もが気をつけるべきなのですが、とりわけ言い寄られるとなかなか断れない日本人は無茶苦茶な物売りに狙われたりします。

残念ながらこのような押し売りや犯罪が耐えないのは現地での貧困の差。筆者が見たローマでは、特に黒人の物売りが多いように思いました。2メートル近くもあるような大きな体格の黒人にコロッセオの小さな置物を無理やりカバンにいれられ10ユーロ払えと言ってこられたり、親しげに話しかけてきたと思ったら素早くミサンガを腕にくくりつけられお金を要求されたり、さらには道に迷っていたときに親切に自分から助けてくれた黒人女性が最後にやはりお金を要求してくるといったこともありました。

驚くほどしつこいのですが、少しでも後に引いてしまうとさらにそのしつこさが増します。買いたくないもの、払いたくないものにはきっぱりとNOと言って、無理やり渡されたりした商品は相手が受け取らない場合は地面に置いて逃げるなどしましょう。相手も商品を置いたまま追いかけてはこないので、これが一番有効かもしれません。

スリなどの犯罪被害にあってしまうと、せっかくの素敵な旅行が台無しになってしまいます。しっかり見て周るには軽く数日間要するほどに見所の多いローマなので、注意すべきところは気をつけて楽しい旅行にしてくださいね。

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