勉強も観光もいいトコ取り!最高のグループ留学にするためのヒント
近年、留学には色々なスタイルが出てきました。単身で語学などを学ぶ留学の他に、親子留学や家族留学、カップル留学など、誰かと一緒に行くというスタイルです。グループで留学となると、その目的は勉強のためだけには留まりません。留学という形でも、ほとんどが短期留学で、観光や旅行もメインの目的となります。しかし、単身でも留学というのは費用がかかるのに対し、例えば家族留学となると親と子の費用を合わせるとそれは莫大な費用になってしまいます。今日はちょっとでも費用を削減しつつ、グループ留学兼旅行を最高のものにするヒントについてお伝えします。
まず、留学となるととりあえず話を聞いてみたいと思うのが、数え切れないほどある留学エージェントですよね。それぞれのエージェントが相談無料、現地サポート無料、など色々な謳い文句で宣伝をしていますが、結論から言うと、エージェントを通して安く済ませるのはなかなか難しいものです。どうしても英語に自身がない、という人は留学エージェントを使うのが安心かもしれませんが、人気の留学先には必ずと行っていいほど現地で無料でサポートしてくれる日本エージェントが存在し、日本からの利用がなくても様々なサポートを受けられます。現地の学校も自分の目で確かめてから決めることができるので、現地に飛んでからでも学校選びは全然遅くありません。
休校になる週末や祝日には観光に行きましょう。これも、せっかく海外に来たのですから高いお金を払って日本語ツアーに参加するよりも、学校が学生費用で主催するツアーに参加すれば様々な国籍の他の生徒達と交流が持てる上に安く済みます。運転免許を持っている人は出国前に国際免許を取得しておくと、自分達だけでレンタカーを借りて小旅行をすることもできます。例えば4人家族なら、ツアーに参加するよりも自由が利いて安く済むかもしれません。オーストラリアやニュージーランドなら、日本と同じ右ハンドルで車線の向きも一緒なのでレンタカーでも安心です。
時間に余裕があるグループ留学にオススメなのがファームステイ。なにも学校に行くばかりが語学学習ではありません。でも、ファームステイって農場のお手伝いをするのに結構高いんです。手伝っているこっちがお金を払わないといけないの?ってちょっと思いませんか?そこでオススメなのがWWOOFです。WWOOFは農業体験を目的としたNGO団体。人手の足りない農家の人のお手伝いをする代わりに、宿泊場所と食事を提供してもらえるシステムです。現在、WWOOFがある国の数は60にも昇り、留学先の国にはほぼ必ずと言っていいほどWWOOFのホスト達がいます。WWOOFの良いところは、家族やグループで受け入れてくれるホストも珍しくないこと。一日の労働時間は4時間から6時間くらいです。家族で土まみれになりながら太陽の元で働くのは、観光とまた違った思い出いっぱいの時間になります。毎日働くわけではなく普通の仕事同様に休日もあるので、そんな休みの日にはホストの家族と出かけたりすることもあります。宿泊費や食費というのは旅費の中でも大きいですから、それが浮く上に現地の人との交流ができて語学の練習もできるというのは一石二鳥、いや三鳥、四鳥ですね!
いかがでしたか。定番の留学スタイルに捕らわれずに、自分達が何をしたいか、何に興味があるかをまず考えてプランを練りましょう。限られた予算の中でどれだけ留学と旅行を満足させられるものにするかはあなた次第です。
大学時代、将来の夢がなくても、英語が出来れば将来役に立つ!と言われた1ヶ月後、人生初海外のオーストラリアへ短期留学。自分がいた世界の小ささに気付き、そこから旅を始める。バックパッカーで旅をした総期間は3年。旅を通じて習得した英語を磨き、英語教授法TESOL習得後、英会話教師となる。旅中で出会ったフランス人と結婚し、現在1児の母。