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中世の街並みの中で味わいたい絶品グルメinオーストリア

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音楽の都ウィーンを首都に持つ、オーストリアはヨーロッパでも治安が良く、中世の街並みが残る美しい国です。長く複雑な歴史を持つオーストリアは、様々な国の支配下に置かれ、それぞれの文化が融合してきた形を今に残しています。食文化もそのひとつ。オーストリアには周辺のヨーロッパ諸国には見られないユニークで独特なグルメがたくさんあります。

オーストリアを代表するメインディッシュといえばヴィーナーシュニッツェル!日本でいうヒレカツですが、揚げるというよりは焼くに近いスタイルで作られるのがひとつの違い。子牛のヒレ肉を使われたものがオリジナルだそうですが、鶏肉のものも豚肉のものもあります。これにポテトやカットレモン、ラズベリージャムなどを沿えて食べるのがオーストリア流。オーストリア料理にはとにかくジャムが頻出します。これが美味しくないわけがありません。ボリュームたっぷりで観光に必要なエネルギー補充に最適です!

ターフェルシュピッツもオーストリアの名物料理。いわゆる牛肉煮込みです。野菜と一緒にじっくりと煮込まれた牛肉は口の中ですぐ無くなってしまうほどにとろとろ。りんごと西洋ワサビのソースや、サワークリームと青ネギソースなどと一緒にサーブされます。色んなレストランで食べることができますが、ウィーンで最も有名なのが、このターフェルシュピッツ専門店の「プラフッタ」。ガイドブックにも載っている有名チェーン店です。プーチン大統領も来店したというほどのお店なので、一度その味を確かめてみるのも良いかもしれません。

世界的に有名なオーストリアのお菓子と言えばザッハトルテ。アプリコットジャムが塗られたチョコレートスポンジをさらにチョコレートでコーティングした高級感溢れる甘いチョコレートケーキです。日本でも有名なザッハトルテですが、オーストリアで有名なケーキはこれだけではありません。リンツの街発祥のリンツァートルテもオーストリア国内外で広く知られる代表的なお菓子。アーモンドパウダーやシナモンがたっぷり入ったケーキに、レッドカラントのジャムを乗せて格子型に乗せた細い生地やアーモンドで飾りつけて焼きます。見た目はアップルパイのようですが、紅茶とあう大人風味のお菓子。お土産にも最適です。

日本ではあまり見かけませんが、オーストリアワインは希少価値が高く、世界中のワイン愛好家に嗜まれています。他のワインと何が違うのか?と言うと、オーストリアワインが作られているブドウ畑では、同じ場所で数千年にも渡って伝統的な手法でブドウが育てられており、そのオーストリア固有のブドウとワイン作りに適した気候・風土が最高のワインを作るのです。辛みやスタイルなど、ワインの種類も多く、どんなオーストリア料理にも合うワインが見つけられます。

ワインだけでなく、カフェ文化が発達しているのも特徴のひとつ。町中に至るところにあるカフェでは、オーストリアならではの様々な種類のコーヒーを楽しむことができます。オーストリア人に最も人気があるのはメランジュと言われるコーヒーで、ホイップクリームと泡立てたミルクを加えたまろやかな口当たりです。ブラック派にはモカがオススメ。オーストリアコーヒーは基本甘口です。

いかがでしたか。美しい街並みを堪能した後に味わう絶品グルメは最高です。オーストリアを訪れた際には、お気に入りのお店とメニューを見つけてみてくださいね。

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