旅をする前に知っておきたい!世界の色々な挨拶事情

Photo by Sydney by Ryan Wick, on Flickr

最近では、日本も若い世代がハグしあってるのをたまに見たりします。でも、それでも普通の挨拶でハグをする人はなかなかいませんよね。
今日は海外へ旅立つ前に知っておきたい、挨拶の文化の違いについて紹介します。

筆者の初めての海外は、オーストラリアの短気留学でした。初めての海外で、初めてのホストファミリー。出発前に、何度もホストファミリーに初めて会う瞬間を頭の中でイメージしていました。まだ10代だった筆者は好奇心旺盛。日本でなら「はじめまして」と頭を下げるところを、海外だからやっぱりハグで挨拶をするんだろうと、色んな想像を膨らませていました。そして、ついにその日が。ホストマザーが家の外まで出迎えに来てくれた時、元気いっぱいにホストマザーに飛びついてハグで挨拶をしました。Welcome!と、笑顔でハグを返してくれたホストマザーの反応は、筆者の想像通りでした。

当時、ほとんど英語が話せなかった筆者ですが、数年後、英語が話せるようになってからそのホストファミリーに会いに行きました。そして、ホストマザーから聞いたこんな話に驚いたのです。「初めてあなたがうちに来た日、お互い全く知らないのに、突然ハグされてびっくりしたわ。とってもパワフルな子だなって思ったわよ。」

言われてみて初めて、その言葉に納得しました。何も知らなかった筆者は、海外の挨拶=ハグという風に思っていたんですが、海外でもはじめましての挨拶でハグをするというのはとても特別なケースなんですね。お互い知らない場合の挨拶は、海外でも特にボディコンタクトはなく、あっても日本同様、握手くらいだそうです。

親しい間柄になってくると、挨拶にはハグとキスが入ります。アメリカ大陸、オセアニア、ヨーロッパでは基本ハグとキスですが、ややこしいのがその回数。北米、南米、オーストラリアやニュージーランドでは頬に1回のキスが基本ですが、ヨーロッパは基本の回数が2回です。ただし、とても親しい間柄の場合はそれが3回になることもあります。さらに、ヨーロッパの中でもオランダやスイスなど、国によっては3回と決まっているところも。

筆者はスイスとフランスの国境に滞在していた時期があったのですが、人々の挨拶の様子を見ているととても可笑しかったのを覚えています。フランス人が2回のキスの後、顔を引こうとする前で、最後の1回を待つスイス人がいたり、2回か3回かわからずにお互いに混乱していたり。基本的には、フランス人でもスイスでスイス人と挨拶をする時には3回、スイス人がフランスでフランス人と挨拶をする時には2回など、自分がいる土地の風習に合わせるのが一般的なようです。

アジアでは日本だけでなく、ハグやキスの挨拶は一般的ではありません。ですが、おじぎをする挨拶は日本ならではのものです。例えば、タイでは両手を合わせる挨拶がどこでも見られます。同じように両手を合わせて挨拶を返せば、きっと喜ばれますよ。

旅行者であっても知っておきたいのが、中東の挨拶の文化です。イスラムの国では、左手は不浄の手と考えられているので、挨拶の握手をするなら右手で行います。左手を差し出すと失礼に当たるので要注意。さらに、女性に触れることに厳しいイスラムの戒律上、ビジネスであったとしても男性と女性が握手をするシーンはあまり見られないようです。女性に挨拶の握手を求めて、断られたとしても相手を尊重してあげてくださいね。

ユニークな挨拶についても見てみましょう。
例えば、ニュージーランドの先住民マオリ族。マオリと白人が共存共栄をしているニュージーランドでは、マオリの文化も大切にされています。マオリの文化では、初対面の挨拶で鼻と鼻を合わせる文化があります。ビジネスの場でもマオリ文化を尊重してその挨拶がされることもあるということですので、驚きですよね。鼻と鼻をこすり合わせるといえば、イヌイットもそんな挨拶をするようです。極寒の地に住む彼らは、基本肌を出している場所が少ないのでそのような挨拶の方法が発展したと聞きましたが、面白いですね。

挨拶というのは人と人のコミュニケーションの一番始めに来る重要なものです。挨拶のマナーができているかできていないかで、印象が随分代わります。旅行で訪れる先の挨拶マナーは是非知っておきたいですね。

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