オーストラリア内陸部の絶景!大平野の真ん中で異世界を作り出す塩湖
「死ぬまでに見てみたい絶景」などで、最近SNSでもよく取り上げられるのがボリビアにあるウユニ塩湖。でも、塩湖って意外に世界の色々なところにあるんです。今日はオーストラリアの塩湖を紹介します。
オーストラリアの塩湖で最も有名なものは、ノーザンテリトリーにあるアマデウス湖。この近くには映画「世界の中心で愛を叫ぶ」で有名になったエアーズロックがあるため、エアーズロック観光とセットになったツアーがたくさんあります。ツアーに参加すると、小型飛行機での遊覧飛行などで上空から見る観光スタイルがほとんど。どうやら、アマデウス湖は私有地の中にあるため、個人での観光は無理なんだそうです。こんな巨大な湖が私有地内なんて驚きですね!でも、上空からの観光は一味違った特別間が味わえます。ちなみにツアーに参加しなくてもアマデウス湖を上空から味わえる方法がひとつ。それは国内線の飛行機から!エアーズロック空港に近づいてくると真下に見えてくるので、飛行機で国内を移動する人は見逃さないでくださいね。
雨季の間は水がたまっていて普通の巨大な湖にしか見えませんが、それが乾季になると完全に干上がります。大昔は海の底だった土地が隆起して出来上がった湖。干上がると湖底の赤土がむき出しになり、塩分濃度の高い水中に含まれていた塩のみが流れるような跡を残してこの世のものとは思えないような絶景を作り出します。ただただ、丸みを帯びた赤い島とその間を流れる塩の描いた川が眼下に永遠に広がるかのような景色。自然が作り出す異世界を見ると、地球の生命を感じるような気がします。
観光スポットとしては知られていませんが、アマデウス湖の他にもオーストラリア内陸部にはソルトレイクと呼ばれるたくさんの塩湖があります。何もない平野部に突如現れる真っ白な湖。西オーストラリア州を車で走っているとソルトレイクに何度も遭遇しました。真夏だったため、外は溶けそうなくらいの温度の中、まるで雪が積もっているかのようにも見えるソルトレイク。なんとも不思議な光景です。
オーストラリアはロードトリップと言って車で旅をする人がとても多いです。国土が広いため見所がまばらにあるだけでなく、道中には地元の人にしか知られていない大自然の絶景スポットにたくさん出会えることがロードトリップの醍醐味。ソルトレイクもそのひとつです。オーストラリア大陸を横切っているような先が見えない道路を走る快感、一度味わうと忘れられません。オーストラリアは日本と同じ左車線なので、機会があれば是非ハンドルを握ってみてくださいね。
大学時代、将来の夢がなくても、英語が出来れば将来役に立つ!と言われた1ヶ月後、人生初海外のオーストラリアへ短期留学。自分がいた世界の小ささに気付き、そこから旅を始める。バックパッカーで旅をした総期間は3年。旅を通じて習得した英語を磨き、英語教授法TESOL習得後、英会話教師となる。旅中で出会ったフランス人と結婚し、現在1児の母。