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大都市を一歩出れば海洋動物の楽園!ペンギン島で出会う野生動物

ふぅ

オーストラリア西海岸の玄関口、パース。ニンガルー・リーフやウェーブロックなど、世界的な観光名所を訪れるにもまずはパースへ飛ぶのが一般的です。大都市でありながら、周辺は大自然に囲まれていて世界で最も孤立した都市のひとつだとされています。そんなパース周辺では、野生動物に会える機会がたくさんあります。都市部からそんな自然地帯にすぐ出られるのもパースの魅力。今日は、パースから気軽に足を運べる海洋動物の楽園、ペンギン島を紹介します。

ペンギン島はパースからバスで50分。ロッキンハムという小さな町の海岸から見える島です。ロッキンハムからのアクセスはフェリーもあるのですが、干潮時に海を歩いて島まで渡ることができることで有名。筆者が訪れた時は、干潮から少し潮が戻ってきている時だったのですが30センチほどの水深だったので、海水浴ついでに水着で渡っている人も多くいました。暑い時期にはそれも良いかもしれませんね。

ペンギン島という名前の通り、この島にはペンギンがいます。運が良ければ野生のペンギンが見れるのはもちろんのこと、島にあるディスカバリーセンターに行けばいつでも保護されているペンギンに会えます。親がいないペンギンや傷ついたペンギンが保護されており、ペンギンの生態なども学ぶことができます。小さな館内ですが、まるで水族館。センターでは訪れた人たちに向けて決まった時間に餌付けショーなども行われています。

ロッキンハム周辺の海にはイルカが150頭ほど生息しているらしく、ペンギン島からのイルカウォッチングツアーに参加すればボートを追いかけて戯れてくるイルカたちをたくさん見ることができます。目の前で見る野生のイルカジャンプは迫力満点!イルカ本来の人懐こさがとても可愛いですね。

ビーチ周辺ではアシカ達を見ることができます。筆者が行った時はアシカ達はなまこのようにビーチに横たわって全く動かず、暑いからかなと思ったのですが、後から聞いた話によるとメスは繁殖場から動かず、食べては寝るを繰り返して体を太らせていくんだそうです。逆にオスは繁殖期になるとメスのいる場所に移動していくということですので、活発なアシカを見かけたらそれはオスかもしれませんね。

ペンギン島には海鳥もたくさんいます。カモメを代表とする多くの海鳥の繁殖地にもなっているようで、ペンギン島の周りにある岩だけの小さな島の周辺には多くの鳥が飛び交っていました。鷹など大型の鳥も島で羽を休めているところをみると、さすがオーストラリアですね。

海洋動物ではありませんが、島でよく見かけたのは大トカゲ!日本ではとても見ることのないイグアナのような大きなトカゲが普通に地面を這っています。観光客に慣れているのか、人間が近くにいても逃げません。ペンギン島では見かけませんでしたが、オーストラリアにはブルータンリザードという真っ青な舌を持ったトカゲやトゲトカゲなど、見た目に珍しい固有種が多く存在するので、探してみても面白いですね。

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海も美しく、デイトリップにはもってこいのペンギン島。パースに行く機会があれば、是非足を伸ばしてみてくださいね。

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