同性愛者に優しい町バンクーバー!陽気に盛り上がるプライドパレード
レインボーカラーの旗、これが何を意味するか知っていますか?日本ではあまりなじみがありませんが、LGBTいわゆるレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの人々の象徴として世界では広く認識されている印です。日本でもいわゆるオネエ系と言われる芸能人たちが多く活躍するようになり、随分LGBTの人々に対しての理解が深まってきたと思いますが、世界を見てみるとまだまだ遅れているように思います。世界ではプライドパレードと呼ばれるLGBTのコミュニティによるパレードのお祭りが、色々なところで開かれています。今日は、筆者が参加したカナダのバンクーバーのプライドパレードについて紹介します。
カナダは同棲婚が認められている国の一つ。LGBTの人々に対しての理解が深く、バンクーバーにあるデイビーストリートはゲイの人々が集まることで有名です。2013年には、このデイビーストリートとビュートストリートの交差点に、カナダ初の虹色の横断歩道ができました。パレードの期間中だけでなく、永久保存版の横断歩道。プライドパレードはデイビーストリートが中心になります。
ゲイ・パレードと言われるだけあり、ドラッグクイーンばかりが盛大な行進をするのか…と思いきや、参加者はゲイの人に限らず、一般の人々もたくさんいます。ゲイの人々と、そうでない人々の間に線を引かずにそれぞれのコミュニティを認め、助け合っていくというのがコンセプトなんだそうです。差別なく人としての権利を求めて、みんなが互いに受け入れていく。とても素敵ですよね。
プライドパレードは音楽も雰囲気も参加者も、全てが本当に陽気です!ただ、見るだけで終わるパレードではありません。プライド達は観客に向かってネックレスを投げたり、試供品やステッカーを配ったりするので、それをゲットしようと前に出る観客でいっぱい!ハードゲイを誇張したようなダンサーや、実際に結婚した同性愛者カップル、そして同性愛者たちを支えて愛する家族達。全裸の人までいるからビックリ。ここまでくると本当にもう何でもアリです。色々な人が、LGBTの権利を掲げてパレードをし、それを参加者みんなが心から応援している雰囲気がとっても楽しいイベントです。
こんな風にゲイの人たちにとってとてもフレンドリーな国、カナダ。もちろん世界中からゲイの人々が集まってきます。実は、筆者をこのプライドパレードに誘ったのはタイ人とアメリカ人のゲイカップルでした。彼らがカナダへ来た理由は、やはりゲイの人々にとって住み易いから。世界には違う人種がいて、違う性別があって、でも全ての人が同じ人権を持っているんです。このパレードに参加すれば、偏見のある人も偏見が取れるかもしれません。とっても楽しいプライドパレード、機会があれば是非参加してみてくださいね。
大学時代、将来の夢がなくても、英語が出来れば将来役に立つ!と言われた1ヶ月後、人生初海外のオーストラリアへ短期留学。自分がいた世界の小ささに気付き、そこから旅を始める。バックパッカーで旅をした総期間は3年。旅を通じて習得した英語を磨き、英語教授法TESOL習得後、英会話教師となる。旅中で出会ったフランス人と結婚し、現在1児の母。