あなたの知らないイタリアン!イタリアの極上B級グルメ
イタリアグルメと言えばピザにパスタ!世界中どこでも食べられる手軽なイタリアンですが、やっぱり本場の味は違います。ピザの大きさは普通サイズでも日本で頼むMサイズの二倍。値段は半額。味は最高。世界遺産の数は世界一、それ以外の観光名所も数多く持つイタリアですが、イタリア旅行で欠かせないのはやっぱりグルメです。今日は、イタリアで試してみたい日本人が知らないイタリアンを紹介します。
世界遺産フィレンツェ歴史地区を訪れたら食べてみたいのがモツ料理。イタリアンでモツなんて聞いたことない!むしろイタリア人って内臓食べるの?って思う人もいるかもしれませんが、フィレンツェでは定番のB級グルメによくモツが使われています。まずはトリッパ。フィレンツェを代表するトマトのモツ煮込みで、その独特な食感で好まれています。使われているのは牛の胃とハチノス。香味野菜と白ワイン酢で臭いが消されているので、内臓特有の臭みが全くありません。トマトベースで煮込まれているところが、やっぱりイタリアンですよね。
そして屋台でも手軽に食べられるのがランプレドット。こちらはセロリやタマネギなどの香味野菜と一緒にじっくり煮込まれたモツ煮込みです。イタリアンらしい仕上げ方は、イタリアンパセリで作られた緑のソースが最後にかけられて、さっぱりと食べられるところ!これをパンと一緒に食べるのがイタリア流です。屋台で食べるならパニーノとオーダーしてください。パニーノとはサンドイッチという意味です。パンにランプレドットを挟んで手軽にワンハンドで食べられます。バスケッタとオーダーすると、小皿に入ったランプレドットがパンと一緒にサーブされるので、レストランなどで注文してみてくださいね。
ローマで見逃せないのはスプリ。街角で手軽に食べられるライスコロッケです。チャーハンのようなライスが入っていたり、モッツァレラチーズが真ん中に入っていたり、色々な種類があります。値段もとってもお手頃!観光地の真ん中に小さな屋台で売られていたりするので、筆者もよく食べ歩きを楽しみました。小腹がすいたときには最適です。スプリはローマ以外ではアランチーニと呼ばれているので、行き先で見つけたら食べてみてくださいね。
ちょっと日本人にはなじみのない料理にトライしてみたい!という人にオススメしたいのはポレンタ。イタリア風のお粥…というところでしょうか。ただ、材料はお米ではなく、トウモロコシの粉。筆者の印象としては、アラブ料理のような感じでしたが、ミートソースが上にかかっているところはやっぱりイタリアン。トウモロコシの粉をスープで溶いた離乳食のようなものに、ミートソースのミンチ肉のコロコロ感が加わった不思議な食感です。ミートソース以外にも色々な具が乗るようなので、新しい味を是非試してみてください!
さて、ピザはピザでもナポリでトライしてみたい食べ歩きピザがあります。見た目はピザとは程遠い、まるでフォッカチャのような感じ。その名も揚げピザ!ピザの上に乗っているはずの材料とチーズを全て中にまとめて生地で包んであげてしまった、ピザの常識を覆してしまった一品です。中の具は自分で選んで注文できるので、味に失敗もないのが良いところ。中でとろとろにとけたチーズと、塩気の効いた生地の相性が抜群です。揚げたてのアツアツを片手に持って食べながら、ナポリ観光を楽しみましょう!
いかがでしたか。イタリアにはまだまだ知られていないご当地グルメがたくさんあります。訪れた際には、是非新しい味を発掘してみてくださいね。
大学時代、将来の夢がなくても、英語が出来れば将来役に立つ!と言われた1ヶ月後、人生初海外のオーストラリアへ短期留学。自分がいた世界の小ささに気付き、そこから旅を始める。バックパッカーで旅をした総期間は3年。旅を通じて習得した英語を磨き、英語教授法TESOL習得後、英会話教師となる。旅中で出会ったフランス人と結婚し、現在1児の母。